2014年4月2日水曜日

郵便局は全国で平均1万人あたり2.5局、人口1万人あたりの局数は南伊勢町が9.0局と最も多く、次いで大台町、熊野市。可住地面積あたりで言えば、尾鷲市(100km2あたり51.6局)、南伊勢町、東員町の順となる。民営化後として効率の議論もあろうが、地域においては郵便局以外の資源と、郵便局に期待される役割も考えたい。通帳や印を何度もなくすところから認知症が知られ始めることが多くある。台風でも正月でも戸々を回ってくれる郵便配達人は最も有力な見守り候補者の一つだ。郵便局を多く持つ地域はその活用を考えて欲しい。


表.人口1万人あたり郵便局数(H23年度)   図.可住地面積あたり郵便局数(みえData Box H23.3より)     
人口あたり郵便局数    

2014年2月12日水曜日

市区町村の介護保険担当職で、来年度の日常生活圏域ニーズ調査に悩まされている方も多いでしょう。厚労省から調査票(案)が示されているものの、前回実施時も「読みにくい」という高齢者の声が多く聞かれたものでした。内容は同じですが、レイアウトとして工夫した版をアップしましたので、ご入用の方は自由にお使いください。工夫点の一つは、選択肢の番号を削除したこと。読みやすくはなりましたが、入力時にルールを要します。ご利用希望の方はそのためのExcelファイルも無料で準備していますので、メールにてご一報ください。アンケート回収困難のところに、ニーズ有り。回答されやすい調査を進めましょう。


2013年6月12日水曜日

三重県の居宅介護支援事業所(25年5月1日現在)。
南伊勢の北、東に特徴的な市町がある。

北の度会は町内に事業所が一つだけ。比較的、度会町は介護サービスがうまく動いているように聞くので、上手にやっておられるのだろう。また様子を窺いにも行ってみたい。

一方、東の志摩市は南のさきしま地域で事業所がきれいに並んでいる。浦々をカバーしているということだろうか。これも実情を伺いに訪ねてみたい。





2013年6月1日土曜日

今日は世界禁煙デー。図は三重県の人口あたり市町村たばこ税。市町村別喫煙率が不明なので、代替として利用しています。購入時の税なので、職場や店が多い都市部に高くなると思われ、正確な市町村別消費量とは異なります。

(情報源:平成23年度 市町村別決算状況調)



2013年4月21日日曜日

高齢期の就労

年をとっても、仕事など生きがいを続けている人は強い。やりたくない仕事をやらさせる場合は別として、働きたい人が働き続けられることはきっと、健康にも良い影響を与えるはず。図はH22国勢調査結果から作成した、三重県内の65歳から74歳の就業率です。最も高いのは多気町39.7%で、最も低いのは紀宝町23.3%、南伊勢町は28.1%で29市町村中23番目です。高齢者就業率と平均寿命の間では、このデータで分析する限り、統計学的に有意な関連は認められません。南伊勢には養殖を続けている方、みかんづくりを続けている元気なシニアが多くいます。働くことは、健康に実際良いのでしょうか。良いとすれば、どんな仕事を、どのくらいやるのがいいでしょうか。研究を進めます。

三重県市町村別65歳以上就業率

三重県市町村別65-74歳就業率


2013年4月20日土曜日

健診受診率

しっくりこない話ですが、基本健診やがん検診の受診率を正確に知ることは現在、できません。それは健診も市町村で行うものもあれば、会社で行うものもあるし、個別の保険や自費で人間ドックを受ける人もあるからです。図は平成23年度地域保健・健康増進事業報告(厚労省)から作成した、基本健診およびがん検診の受診率(対40-74歳人口)で、その率にはかなりの差があります。これでは解釈も分析もできないので、健診機関や住民調査で実情を把握しなくてはいけません。



2013年4月19日金曜日

高齢期の一人暮らし

高齢期を一人で暮らすことは健康におけるリスク(危険)でしょうか。都市部と農村部の差も小さくないでしょう。地図でみると、紀南地区で高齢単身者率(高齢単身世帯÷人口)が高いことがわかります。これは女性が一人で過ごすから強くなり、平均寿命も長いのか、女性が長命だから統計上、率が高くなっているのかは不明です。私も男として、ご主人と離れストレスが少なくなるから、女性が長命になるとは考えたくないけれど。